日本茶×短歌企画
こんにちは。
新企画の告知です。
これまで、YUTRICKも含め、短歌×写真とか短歌×読書とか短歌×カラオケとか、いろんなことをやってきましたが、
「味覚」ってかけ算してないな…?!
ということで、新たな企画を立案しました!
日本茶×短歌企画!!
京都でお茶を飲みながら短歌を詠みます。
具体的には、日本茶の味のイメージを膨らませて、短歌を詠みます。
日本茶インストラクターの秋保さんにご協力いただきます。
その場で淹れてくださるお茶3種類のなかから1種類をランダムで選んで飲んでいただき、お茶のイメージを短歌にしていただきます。
全員が短歌を詠み、お茶を飲み終わったあと、それぞれが短歌を発表。
それぞれどのお茶を飲んで詠んだ短歌なのか? を推理しながら、合評を行うという流れです。
終わればお菓子持ち寄り懇親会で、ゆったりとした時間を過ごしましょう。
☆日時 6月25日(土)14時〜16時
☆集合場所 地下鉄四条駅5番出口
☆会費 1000円(場所代、お茶代など)
☆持ち物 筆記用具
☆参加方法 Twitterアカウント(@nabelab00)にDM、または、nabelab00@gmail.com宛で、件名を「日本茶短歌参加希望」にして、本文に筆名を記載してお送りください。
※交流会参加の方は、お菓子を1品持ってきてください。
美味しいお茶を飲みたい方、単純に京都に遊びにいきたい方、短歌が好き/詠んでみたい方のご応募、おまちしております!
森ノ宮まちライブラリ古本市レポート
こんにちは。
4月29日に森ノ宮まちライブラリで開催された古本市で「TSUMIKI BOOKS」という名前で出店しました。
これまでに奈良の大門玉手箱、兵庫の芦屋川古本市には出店したことがありましたが、その際、「ただ古本を売るだけなら、もっと本に詳しい人の方がいいやろうな…」と思ったんですよね。
せっかく本も短歌も好きな私が古本市に出すなら、何か面白いことをしたい!と思って「ウィズ短」を企画しました。
こんな感じで、本を完全にカバーで隠して、短歌と値段のみで販売しました。
中身が分からないから注目してもらえるし、「これ何?」と聞かれたら「短歌です」と説明できるので、本をきっかけに多くの方に短歌についてお話しすることができました。
ご応募いただいた短歌を紹介したいと思います。
※短歌/作者名(@Twitterアカウント)
(『元となった本』本の作者)
という順序で記載しています。
もう居るの裸の心配性さんがだから図書館で待ってる/雨
(『つづきの図書館』柏葉幸子)
わたくしの指がそわそわし始める嘘で固めた桜の中で/雨
(『四月は君の嘘』(第1巻)新川直司)
ずっとずっと好きと鳴いておりました空の器官で見えない瞳で/雨
(『サマーサイダー』壁井ユカコ)
永遠に小5 の夏であるようなまぶたの奥のきみを見ている /シュンイチ(@y_xy11)
(『しずかな日々』椰月美智子)
でこぼこの日々 まっすぐに帰る道 誰かがいつも語ってた夢/シュンイチ(@y_xy11)
(『帰宅部ボーイズ』はらだみずき)
ああこれはひみつのはずだ きらきらと君のしんじつ夜にこぼれて/かつらいす
らんらんららん、ららんらん十二個のひかりとなって燃やすよ、いのち/真篠未成(@Mashino_Misei)
(『ねこはしる』工藤直子)
路地裏のレトロはまるくてかしこくてメトロポリスを誰も知らない/真篠未成(@Mashino_Misei)
(『大王』黒田硫黄)
育つほど醜いならば育たないほうがいいだろそうだろ諸君/亀山真実
鍛え上げられたお前の肉体をトルソオにして喰らいたいのだ/亀山真実
神が与え給うたあなたの琥珀の眼 今日も世界の終わりを見てる /花撫(@ellis_kanade) )(『琥珀のまたたき』 小川洋子)
時間とか空間とかいう概念は捨ててしまえよ ここは《妄想》(フィクション) /花撫(@ellis_kanade)
(『月世界小説』 牧野修)
愛という精神病から目を覚ませ!彼女は本当にファム・ファタールか?/花撫(@ellis_kanade)
(『郵便配達は二度ベルを鳴らす』ジェームズ・M・ケイン)
平凡のなかで作った泥だまり連れ出される日をただ待っている/なべとびすこ
(『アズミハルコは行方不明』山内マリコ)
常識を疑うことを拒まれた子らのお腹がぐうぐうと鳴る/なべとびすこ
(『カルト村で生まれました』高田かや)
当日は18冊持って行きましたが、15冊売れました…!
買っていただいた皆さま、短歌を応募してくださった皆さま、本当にありがとうございました!
「普通の歌会」レポート
5月7日、5と7の日=短歌の日! と思って、歌会をしてきました。
タイトルは「普通の歌会」。
ここのところ、「短歌×カラオケ」とか「短歌×読書」とか、腐女子ばりのかけ算大好き女と化しておりましたが、一度初心にかえってみました。
参加者12人(うち3人は見学者)という私のイベントにしては大所帯な人数で開催することができました。
ありがとうございます。
以下、参加者の詠草一覧(2名は未公表希望なので計7首)です。
水曜日午後の鍵盤ハーモニカ息継ぎの度大気が揺れる/のにし
本当に琵琶湖の水の止め方を知っているのか琵琶湖県民/蓮
タンババシタンババシバシタンババシと丹波橋駅通り過ぎゆく/いばひでき
深刻なあなた不足が叫ばれる恋愛途上国の者です/宇野なずき
伏せ置きの書物のように膝開く決して言わない言葉の代わりに/雨
逆月へ 辿る指先 依るべ無く 背を呼ぶ声も 眼差し空ろ/由香
高床式倉庫に夢を蓄える ミッキーマウスにかじられぬよう/なべとびすこ
以上です。
終始和やかな感じで非常に楽しかったです。
そのあと、いつものごとく短歌カードゲームをやってみました。
ルールを改変したり、新ゲームを試してみたりしたんですが、めちゃくちゃ盛り上がりました。ざっくり言うと、五文字と七文字のカードを組み合わせて短歌を作るゲームです。
ゲーム内でできた短歌。
ウエストが観音開き不思議だね中はしっとりかもしれないね
ナウシカもくるったようにフラダンス地獄のようだゴルフ場にて
好きだった木村拓哉とあと少しゴルフ場にて脱兎のごとく
ぜったいに殺してみろよそれはもうコナン君かもかもしれないね
こんな感じです。
こちらのカードゲーム、商品化を目指しておりますので、今後もcheckしてくださいね。
最後に、以前にも告知しましたが、来月の「歌会たかまがはら」のゲストに呼ばれています!
ぜひ短歌のご応募、なべとびすこへの質問をよろしくお願いします。
また、6月12日には公開収録もございます!
ぜひ見に来てください!
短歌グッズを着ていく予定です。
「彼はいわゆる辞書歩きをした。」
常温の毛布と体温分け合ってたった一人で春を身籠る
これは、自分で言うのは恥ずかしいけど、「春を身籠る」ってフレーズ、良いですよね。
これを生み出すためにやってみたのが「韻」で言葉のバリエーションを考えるって方法。
元々は
春を彩る
って言葉から「いろどる」の部分で韻を踏める言葉を考えてた。
それで、「身籠る」が出てきて
「春を身籠る」はオリジナリティあるな!と思って、すぐにメモして、そこから広げた。
だから、短歌の中では韻を踏んでないけど、普通の「春を彩る」っていうよくある言い回しが下敷きになってるから、とりあえず耳触りはよくなるってところがポイントな気がします。
「桜舞い散る」
→桜張り切る、桜がイビる、桜ダシ汁…
みたいな。
「桜張り切る」は使えそうですね。
今日も桜が張り切っている
とかいう下の句も作れそう。
そんな感じで、韻からキャッチーなフレーズ作るの楽しくないですか?!
まだ誰も言ってない言葉、誰もしてない組み合わせで、言葉を超えていく。
それが作れたら、短歌に入れたくなっちゃいませんか?!
ぅてことなんですよね。
短歌も韻も楽しいので、どんどんやっていきましょう。
今日は「うたの日」のお題が「韻」でした。応募しましょう。
短歌入門書大好き女が「もしも短歌がつくれたら」に行ってきたこと、など
牛隆佑さんの「もしも短歌がつくれたら」に行ってきました。
という話の前に、私は短歌の入門書を読むのが好きです。
「短歌入門書大好き女」なのです。
これまで読んだ入門書はこんな感じです。おすすめの意味も込めて全部あげてみます。
穂村弘『はじめての短歌』『短歌という爆弾』『ぼくの短歌ノート』
枡野浩一『かんたん短歌の作り方』
俵万智・一青窈『短歌の作り方、教えて下さい』(短歌初心者の一青窈さんに俵万智さんが短歌を教える本)
天野慶『ウタノタネ』
(厳密に言えば入門書ではないですが、作家の西さんと芸人のせきしろさんが連載で毎月短歌を作る練習をする、という内容です。)
周りの短歌を詠んでる人に、「短歌の入門書読むの好きなんですよ」と言うと、読んだことない、って人ももちろんいるので、この際入門書の魅力を伝えておきたいと思います。
入門書は、その筆者が創作をする上で、大事にしている部分が書かれています。
なので、歌を詠む際の「物の見方」、「言葉の選び方」、定型(五七五七七)を守ること(リズム)など、重点が置かれている場所がそれぞれ違います。入門書なので、どの本にも共通する部分はありますが、比重はかなり異なります。
ちなみに、私が一番好きなのは穂村さんの『はじめての短歌』ですが、ほとんどが「物の見方」の話で、紹介されているものも破調が多く、定型についての話はほんの少しです。
あと、入門書には必ずいろんな名歌の引用が載っているので、知らない歌人の作品と出会えるのもいいですよ。
ということで、昨日は
牛隆佑さんの「もしも短歌がつくれたら」に行ってきました。
牛さんが初心者向けの内容で、「何を教えてるのか?」をチェックしたかったんです。
ワークショップの内容をそのまま引用してみます。
短歌、あなたも作ってみませんか?
短歌は五・七・五・七・七という形で作られる、日本古来から続く歌のスタイルです。
この会では「いい作品を作ろう」というスキルアップを目指すものではなく、
「言葉あそびをみんなで一緒に楽しもう」という目的で、
短歌を作ったことがない方でも楽しめるようなプログラムです。
ということで、初心者向けの短歌ワークショップで、毎月第二木曜日にやってます。
昨日は、「短歌を作る準備運動として、小説の冒頭文を書いてみましょう」という内容でした。テーマがないと描きにくいので、お題の紙を引いて、まず小説をバーっと書きます。冒頭文なので、ちゃんと終わらさなくてもいいので、書きやすいです。
それを読み上げて、印象的なフレーズをいくつか拾いだます。
この部分はすでに7文字なので、二か四句目か結句に入りそう、とか、六六になっているので、助詞を整えたりとか、いろいろ動かしながら考えてみます。
うまくいかなったら牛さんがアドバイスしてくれます。
私の場合は、テーマが「鳥」でした。小説の内容は、翼はあるけど自分は人間なので使えない。使えない翼はただの柄だ。みたいなものでした。
作った短歌は
飛ぶことのできない羽根は柄である 重たい柄に風がぶつかる
火の要らぬ生活のなか人間の証明書の字がかすれて消える
鳥だって飛びたくない日があるように生きたくない日も生きねばならぬ
飛ぶことに憧れている僕たちが火を使わない生活をする
翼など要らない鳩が歩いてるところを襲ってあげてる子ども
二首目と四首目は着想がほぼ同じで、言い方を変えただけです。
1首目は、小説から取り出した時は羽根ではなく「翼」でしたが、音を整えるために変えました。
5首目は、「鳥」だったところを「鳩」の方が具体性が出る、ということで変えたり、アドバイスをもらいながら修正していきました。
小説の冒頭文から作ると言っても、ストーリーよりも、「印象的な言葉(パンチライン)」を拾える、という点が大きなメリットかと思います。また、小説の中にすでに個性が出てるので、それも短歌に組み込めるというところも良いですね。
牛さんの大事にしてる部分、ふわっとわかった気がします。行ってよかったです。牛さんありがとうございました。
ところで、短歌にハマってる、と言うと、短歌の説明を求められることも多いです。
「短歌って何?」「好きな短歌は?」とか。で、せっかく短歌に興味を持ってもらったら、やっぱり良さを伝えたいって思います。そういうときのために、初心者が一発で笑ったり、「おー!」って言うような好きな短歌を用意しておくと楽しいです。
私は最近ラップ(韻=ライミング)にハマっているので、韻の説明もできるように用意してるので、「韻ってなんなんですか?」「好きな韻はなんですか?」って話しかけてみてくださいね。話しかけられる準備はできています。
でも、「短歌の話になることってある?」という人のために、こんなものを作ってみました。
短歌グッズ!!
短歌パーカー!短歌Tシャツ!短歌マグカップ!などなど!!
これを着て、
「そのパーカー可愛いやん!…田中IS HERE…?」
「田中じゃなくて短歌!」
「短歌ってなんやっけ」
「それはね…」
という流れに持ち込んでください。短歌に興味を持ってもらう餌を撒くのです…。
おいおい最後に告知かよ、って思いましたね。
さらに告知です。
Ustreamで短歌の紹介をしている「歌会たかまがはら」さんのゲストに呼ばれています!!
ありがとうございます…。
募集テーマは「大人」です。
短歌と同時に、なべとびすこさんへの質問も応募できます…質問ある人いるんでしょうか。
ご応募よろしくお願いいたします!!
5月7日は短歌の日
ブログ一気に更新してすみません。
5月7日、5と7の日ということで、短歌のイベントやるしかないでしょ!
ということで、イベントやります。
5月7日(土)13時〜17時@上本町
(参加者には詳しい場所をお教えします。)
「普通の歌会」をやります。
最近、YUTRICK含め、いろいろイベントをやってるんですが、コンセプトをキャッチーにして話題になりたいと思いすぎて、「普通の歌会」をやってないことに気づきました…。
そもそも鍋ラボは「短歌ど素人の会」という企画から始まったので、ちゃんと初心に帰って歌会をやります。事前に集めた短歌を当日合評する、という感じです。
お題もありません。未発表、既発表も問いません。
(ただし、既発表の際は、著作権の扱いには注意してください。いただいた詠草は当日だけでなく、ブログなどでも発表します。)
そして、今回は「短歌、全然わかりません」「歌会、行ったことありません」っていう方の見学を二人まで受け付けます。ぜひ一度見に来てください。
参加者はnabelab00@gmail.com宛に「普通の歌会参加希望」、見学者は「普通の歌会見学希望」という件名で、お名前(筆名)とともにメールをお送りください。
または、Twitterで鍋ラボ(@nabelab00)宛にDMをお送りください。DMの場合も、最初に「普通の歌会参加希望」とタイトルをつけてお送りください。
会場の詳細や当日の流れ、詠草の送り先などをご連絡します。
この日のメインはあくまで「普通の歌会」ですが、2〜3時間程度で終わると思いますので、終了後、17時までの余った時間で「短歌カードゲームミーティング」を行います。
今年の秋頃までに、短歌カードゲームの試作版を完成させたいと思っています。そのルールの確認やネーミングの相談、できれば、実際にプレイしてみる時間を作りたいです。
ご協力お願いいたします。
こちらの短歌も4月12日まで募集しておりますので、よろしければお願いいたします。
「言bar」レポート
4月2日、梅田のコモンバーシングルスで短歌とラップと大喜利のバー、「言bar」を開催しました。ちなみに、このバーは講習を受ければ誰でもマスターになれて、いろんなコンセプトバーを開催することができます。楽しいのでもっといろんな人がマスターになって言葉のイベント開催して欲しいですね。
→詳しくは
ということで、短歌と大喜利とラップ。
まずは短歌です。今回も「うたいちもんめ」で遊びました。
5文字のカードと7文字のカードを組み合わせて、交換したりしながら短歌を完成させます。
今回できた短歌で好評だったのはこんな感じです。
なんて日だ何もわからず好きだった木村拓哉と世界の果てへ
空を飛ぶ桜の花がはるばると世界の広さ地獄のようだ
冬の朝抑えきれずに待ちたまえ木村拓哉と訴えてやる
過去もうたいちもんめでいろいろ紹介してますが、みんな「木村拓哉と」カードうまいこと使いすぎなんですよ。
うたいちもんめ以外の遊び方も考えてたんですが、時間が少なくてこれしかできなかったです。
続いて大喜利。
木曜何某さんが司会をしてくださったおかげで、大喜利の方がたくさん参加してくださって非常にありがたかったです。
大喜利初心者の方も参加してくださって、人数も多かったので非常に楽しかったです。
最後にラップです。
参加者は短歌とか大喜利はやったことはあったと思うんですが、ラップが好きな人はほぼいなかったと思います。つまり、私がやりたかっただけです。
とりあえず、ラップとライミング(韻)は違うっていう話から、
基本的なことを説明しました。
韻の条件「二つ以上の言葉の母音が一致していること」
例)
言葉(kotoba)/諸刃(moroha)/底だ(sokoda)
:すべての母音が「o o a(おおあ)」で一致している
みたいな話から入りました。
このへんの説明は細川貴英さんの著書『声に出して踏みたい韻』から要約しつつ、実際の歌詞を見ながら説明、といった感じでした。
(細川さんはブログも面白いです
)
映画「木更津キャッツアイ」の主題歌、「シーサイドばいばい」の歌詞は
木更津の街並み
過ぎていく足並み
残してくアリバイ
押しつけなタシナミ
この街の明日に
家族のまじわり
塩辛い涙に
というように、アンダーラインを引いている部分の母音が「あいあい」で、テーマの「ばいばい」を強調させてるよ、みたいな感じです。
説明の後、みんなに「課題」と同じ母音の言葉を言ってもらうというのをやりました。
些細 ささみ 話題 裁き たたみ 嵐 仲居 山菜 魔界 甘い やっかみ
さっぱり 肩に 生身…
など。
レベルを上げて「少年少女」の7文字で挑戦してみましたが
側転虚無僧とかいう謎ワードも飛び出してめっちゃ面白かったです(めっちゃ面白かったのにメモするの忘れた)
実際の曲を聴いてみて、韻を踏んでいる部分がわかったら手を挙げるとか、いろいろ試してみました。
最後に、せっかくなので、「韻を踏んだ短歌を作ろう」というのをやってみました。
5・7・5・7・7の7・7の部分(下の句)でまず踏んでみようということで、
「うたいちもんめ」で使ったカードの中から韻を踏む言葉を決めました。
「逃げっぱなしの」
だったので、「逃げっぱなしの」のと韻を踏める言葉を探して
「事件は最後」になりました。
上の句もやってみようということで、初句はカードから「知ってるか」になりました。
いろいろ出して言ったんですが、「十手(じって)ルアー」という謎の言葉が飛び出し、よくわからんけど面白かったので採用しました。
「知ってるか十手ルアーの」まで来たので、三句目は「手ルアーの」という後半で韻を踏むことになりました。
完成した短歌はこちらです。
知ってるか十手ルアーのテクはWAO! 逃げっぱなしの事件は最後
「知ってるか」と「十手ルアー」、「手ルアーの」と「テクはWAO!」、「逃げっぱなしの」「事件は最後」で3回韻を踏めました。
最後まで十手ルアーってなんやねん…って感じですが、めっちゃ楽しかったです。
短歌が三十一文字の制限の中でやるからこそ面白くなるように、韻を踏もうとすると母音の制限がかかるため、面白い言葉、独創的なのある言葉が生まれるんじゃないかと思います。
また、3文字程度では誰かがもう踏んでるやろ、と思って長くしてみたり、まだ誰も踏んでないような言葉を探したりするのも楽しいです。語彙の引き出しが増える感じですね。
最近衝撃的だった韻はCreepy nutsの「中学12年生」で「皆のユートピア ミラノ風ドリア」で踏んでたことです。(その前に「いざというときは」でも踏んでる)
韻についてはこれを読んでください。もっとくわしくいろんなテクニックについて書いてあります。ぜひ!
短歌、大喜利、ラップ、それぞれ別の面白さがあって非常に楽しめました。
こういうジャンルを超えた遊びはどんどんやっていきたいと思います。