短歌ワークショップネタ1「短歌DJ」
短歌を始めて4年目になりましたが、短歌のワークショップや短歌に軽く触れられるような遊びなんかを色んなところでやってきたので、これまでのネタを少しずつブログで紹介していこうと思います。
短歌のワークショップをやってみたい、アイスブレイクに短歌を取り入れたいという人は参考になるかもしれないので読んでみてください。
特に権利とかもないので、どんどん真似してもらっても大丈夫です!
でも、「短歌カードゲーム ミソヒトサジ」で遊ぶだけでもアイスブレイクになりますし、短歌のリズムも身について場も和むので、こちらもぜひ買ってみてください!
短歌ワークショップネタ1.
「短歌DJ」
<準備物>
歌集、短歌のフリーペーパーやZINEなど、たくさん短歌が載っている本をたくさん
(参加人数と同じ冊数は最低限必要)
①
じゃんけん、または希望者を募り、参加者から「リスナー」役を1人決めます。
残りはDJとなります。
②
リスナーは「ときめく歌」「怒っている歌」「夜に思い出したい歌」など、自分が読んでほしい短歌をリクエストします。
③
DJ役は用意している歌集を1冊手に取り、時間内に、リクエストに1番合う歌を選びます。
④
DJが全員準備できたら、それぞれ短歌を読み上げます。
全員が読み上げてから、改めてその歌を選んだ理由を説明します。
⑤
リスナーが一番気に入った短歌を選びます。
※勝敗を決めたくない方はこの部分を飛ばしてもOKです。
リスナー役を変えて、②〜⑤までの流れを何度か繰り返します。
(できればいろんな歌集を使ってもらう)
★メリット
・短歌を詠む、作ったものを発表するのが恥ずかしい人でも参加しやすい
・いろんな短歌があることを知ってもらえる
・(すでに短歌好きの方でも)すでに知っている歌集のなかの良い歌を改めて発見できる
「短歌を詠む(作る)」ワークショップは色々あると思いますが、「作ったものを発表するのは恥ずかしい」などの理由で、発表したくない方ももちろんいます。
そういう人に、短歌を詠ませるのではなく、「読む」方の面白さに少しだけ触れられるような遊び方です。
もしかしたら、気に入った歌が見つかって、歌集を手に取るきっかけになるかもしれません。ぜひ試してみてください!
★おまけ
短歌DJにオススメの本
普通に好きな歌集を持っていくのも良いですが、色んな歌人の色んな歌が乗っているような形式のものが何冊かあると良いかもしれません。
『短歌ください』シリーズ
また、穂村弘さんの『はじめての短歌』や枡野浩一さんの『かんたん短歌の作り方』のようないわゆる「短歌の入門書」の中にもたくさんの歌が出てきますし、解説がすぐ近くにあるので、慣れていない人のために用意していても良いかもしれません。
さらに、
フリーペーパー「うたらば」
短歌なZINE「うたつかい」
などもいいですね。
また、自分の告知で申し訳ありませんが、YUTRICKの「YUTRICK展 作品集」もたくさんの平成生まれの歌人の歌が載っています。(通販で購入可能)
とは言いつつ、とにかく短歌に関係する本が何冊かあれば充分です。
短歌が好きな人同士で気軽に楽しんでみても良いと思います。ぜひ。