【レポート】俺の!歌会!!@東京
先日、東京に行った時に、 「俺の!歌会!!」を開催しました。
「俺の!歌会!!」は、「人が詠んだ歌をまるで自分が詠んだ歌かのように紹介して、魅力を語る歌会」です。
全員の短歌を匿名で回収してシャッフルしてそれぞれ一首引く
→引いた歌を「人が詠んだ歌をまるで自分が詠んだ歌かのように紹介して、魅力を語る
という流れです。
私を含めて8名で開催しました。
まずは 全員の短歌をご紹介します。
サウザンドアイランドドレッシングを言うときのどのドを省くのもかわいそう/中本速
飲み会で素面のきみのまわりには箸袋製の鶴ばかりいる/荒地識
ボトルレターにあらゆるパスワードをいれて僕がのっとられるまでの日々/はね
平成が終わる時間にこの世から消えるところを猫は見ていた/アサヒ
定型文(テンプレート)だらけの式場 君だけがドレスを着てても紛れもなく君/なべとびすこ
ドラえもんになっていました兄さんが逮捕された三月十九日午後二時は/真壁カナ
ありがとう とりあえず言う ありがとう 呪いを解(ほど)く呪文のように/大島 健志
スリジャヤワルダナプラコッテって10回言うときおいしそう 5度目のナプの口でしたキス/平出奔
以上、8首でした。
破調の短歌、挑戦的な内容の短歌が多いのが印象的でした。
せっかく歌会でいろんな人の意見も聞けるので、いろいろ挑戦したくなりますよね〜という話もありました。
また、「自分の短歌じゃない短歌を、自分の短歌のように紹介する」という設定のため、何を言っても状況がある程度面白いので、和やかな雰囲気になりやすいのもポイントです。
時間が余ったので、「短歌DJ」も行いました。
「短歌DJ」は歌集を使ってかんたんにできる遊びです。
通常は歌集を用意して行うのですが、なぜかほとんど全員が歌集を持参していたので、できてしまいました。
こちらも楽しいので、歌人同士で遊ぶ時はぜひやってみてください。