この秋の活動報告
これまで自主企画というか、自分がやりたいことを自分でやる、という形が多かったのですが、この秋は依頼という形で、これまでやってなかったこともできた気がします。
1.
母校の甲南大学書籍部(TSUTAYA BOOKSTORE 甲南大学学友会館)の詩歌の棚の選書を一部担当しました。
私は卒業して社会人になってから短歌を始めたので、恥ずかしながら大学時代は書籍部の詩歌の棚を見た覚えがありません(すみません…)
でも、もし自分が今大学生で、その棚の前を通った時、ちょっと気になって手にとってしまうような本を中心に、自分が大学時代に読みたかった本を選びました。
歌集や入門書だけでなく、短歌に少しでも関係する本ということで、歌人の書いたエッセイ等もお願いしました。
一部取り寄せができなかった本もありますが、私が大好きな本が今、詩歌の棚に並んでいます。
『桜前線開花宣言』や『君を嫌いな奴はクズだよ』のようなインパクトのある表紙に引っかかって足を止める人もいるかもしれないし、
『サイレンと犀』や『食器と食パンとペン』の装丁に惹かれる人も、
又吉直樹やせきしろ、穂村弘、という作家名に反応する人もいるかもしれません。(穂村さんは歌人ですが、私は穂村さんを知ってからエッセイばかり読んでいて歌集を長らく読まなかったので、そういう人も想定しています)
また、特に好きな本には推薦のコメントもつけさせてもらいました。
そして、棚にはミソヒトサジも置いていただき、プレイ用のものまで設置していただいています。
私はいつか本屋さんになりたいと長らく公言してきましたが、夢がちょっとだけかなったような気分です。
ぜひ、甲南大学に行く際は一度立ち寄ってみてください。
2.
宇野なずきさんの歌集の表紙デザインを担当しました。
ゆとり世代×短歌企画、YUTRICKにも参加していただいている宇野なずきさんの歌集の表紙のデザインを担当しました。
宇野さんの希望に添えたのかはわかりませんが、自分なりにいろんなパターンを出した中で選んでもらいました。
歌集の発売まではもう少しですが、YUTRICKでは宇野なずきさんの歌集発売を祝して企画を行います。
こちらもぜひご注目ください。
3.「即興小説バトル キョウト・オファー・ターム」に出場しました。
即興小説バトルに関しては以前ブログでも紹介しましたが、改めて説明すると、
横林大々さん考案の「リレー形式でつづられる、2分30秒のライティングノベルバトル」です。
そんな即興小説バトル、私はこれまでチャット形式、ワークショップ形式は体験していたのですが、バトルという形では初めてでした。
しかもこの大会は公募制ではなく、主催の横林さんが選りすぐった方が選ばれるもので、正直言って、かなり濃いメンツでした。
短歌界からは私だけだったこともあり、他の方をあまり存じ上げていなかったのですが、Twitterで一方的にフォローしていてファンだった、あかごひねひねさんも参加者だったり、同じくTwitterで一方的にフォローしていてファンだった、ひつじのあゆみさんが審査員だったりと、非常に豪華な内容でした。
チャット形式やワークショップの時は全然緊張しなかったのに、本番前は完全に緊張していて、久々に体が震えました。(比喩ではなく物理的に震えていました)
しかも「気色の悪い感触が残る」「童話」でお題が「アルバイト」。
童話とアルバイトも相性が悪いし、気色の悪い感触が残る童話というのも相性が悪いような、難しい内容でした。
結果は一回戦で負けてしまったのですが、対戦相手の九鬼そねみさんがすごすぎて、結果が出る前から「負けたわ」って思ったし、負けたけど、二人で作った話としてすごく気に入っていて、「力を出し切れなかった」とか、「自分の中では勝ってた」みたいなダサい言い訳をしなくてよかったのが本当に救いです…。
また、審査員のひらたいさんから、話としてはとてもよかったと言われたことや、ひつじのあゆみさんからディティール部分を褒められたのは非常に救いでした。
敗者同士であと一戦、勝敗をつけない状態で書く、というのもあったのですが、こちらは完全にアカン感じだったのであまり触れないでおきます。
大規模な即興小説バトルはしばらくお休みということですが、次回また是非参加したいと思います。
楽しい企画に呼んでもらえて光栄です。
ということで、なべとびすこは常に依頼をお待ちしております。
コラボ依頼とか、なんか一緒にやりましょう、みたいなことを言われたいです。ワークショップやって!とかも言われたいです。
基本的に「誘ってばかりの人」なので、誘われたいです。なんなら調子に乗って、取材とかも受けたいです。
基本的になんでもやってみたいので、是非依頼お願いします。無茶な内容は一部交渉するかもしれませんが、一回言ってみてください。
メールアドレス
nabelab00★gmail.com(★を@に変えてください)
までよろしくお願いします。