なべとびすこのなすべきこと

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ワークショップ「もしも短歌が作れたら」で作った小説と短歌(2017年11月ver)

牛隆佑さんが毎月コワーキングスペース往来で行っている短歌のワークショップ「もしも短歌が作れたら」で作った小説の冒頭と短歌を載せます。

以前にもこのイベントで作った小説の冒頭と短歌を掲載しました。

nabelab00.hatenablog.com

 

この「もしも短歌がつくれたら」は牛さん主催の初心者向けの短歌ワークショップです。流れとしては、短歌の基本をさらっと解説したあと、それぞれが「小説の冒頭」を書きます。(いきなり書くのは難しいので、お題カードを引きます。クオリティの高い小説を書く必要はなく、あくまで「ふわっと」世界観が伝わるような文章になればOKです)

そして、書いた文章を読み上げて、そこから良いフレーズをピックアップし、5・7・5・7・7のリズム収め、短歌を作っていくという流れです。

ワークショップではお題を引いて小説の冒頭を書きます(その前に短歌とは、の説明も少しあります)。

 それでは、今回作った小説の冒頭です。

※その日即興で作ったものですが、一部誤字や表現は直しています。

 

引いたお題カード→「王様」「水筒」「散歩」
 王様が水筒を持っている姿を想像できない。なんとなく、王様は水筒を持っていない気がする。なぜなら水筒は主に節約を目的として使われるものだからだ。王様は節約をする必要がない。なぜなら王様だからだ。
 王様が散歩の時に水筒を持つような国は、おそらく豊かではないだろう。国民のなかで1番豊かなはずの王様が水筒を持っているようでは、ましてや使い古した水筒の茶渋を落とすために重曹を使っているようでは、万が一にでもスーパーマーケットで大容量のお茶パックを買い込んでいるようでは、その国に未来はない。
 というのは古い考え方ではないだろうか。本当は王様はある程度質素で、多少は慎ましく、国民からいただいた税金を大切に大切に使う人格者であってほしい。
 いや、それはそれで日本的というか、結局足の引っ張りあいというか、王様と同じように、いやそれ以上に全員が質素な生活を強いられて、誰もモノを買わなくなるのではないだろうか。
 おいおい、大量生産大量消費の時代は終わったのだから、最小生産最小消費をするべきであり、全員で慎ましく、小さなしあわせを噛み締めて、味がなくなる寸前まで噛み締め、味がなくなってからも舌をフル稼働させて乗り切るようなのが、真の幸せな国家じゃなかろうか?
「というわけで、王様には明日から水筒を持っていただきます」
 家臣がそう告げると王様は「えっ、水筒って、要る……?」と言いました。常に満たされ続けた王様は、生まれてこのかた、飢えを感じたことがありません。飢える前に食べ物を与えられ、喉が渇く前に水分を与えられてきました。
 そしてなにより、水筒を持つのは王様ではなく、家臣です。王様が重いステンレスの水筒を持つことはありません。
 ということで、王様が水筒を持つ姿は想像できなくて大丈夫です。

 

 

ここから一部表現を取り出して、作った短歌です。

 

水筒を持たなくていい王様と重曹の良さを知ってる家臣
ダイソーの水筒を持つ王様を未来のためにねつ造しよう
日本的あしの引っ張り合いのすえ幸せは顕微鏡で見る夢
王様は満たされ続けていてほしい空の水筒の心許なさ
豊かさの象徴である王様に隠されている小さなひかり
幸せを大量生産してほしいトップバリューで買えるぬくもり

 

以上です。

 

★今後の告知

11月18日(土)14:30〜 短歌で遊ぼう @まちライブラリー Aダッシュワーク創造館

www.kokuchpro.com

 

このイベントでは

「短歌カードゲーム ミソヒトサジ」と「短歌コラージュ」を行います。

※以前の短歌コラージュのレポートはこちら

 

また、ミソヒトサジの説明動画が新しくなりました!

こちらもぜひご覧ください!

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