鍋ラボ in the 詩ty
東京にハルカトミユキの野音ライブを見に行きました。
せっかく東京に行くから、一泊してついでに歌会もやってしまおう、と思い、募集をかけたところ、8人集まったので歌会を開催しました。
テーマは「歌」で、参加者は短歌結社に所属している人から学生短歌会に所属している人から、詩をメインに活動してる人からラッパーまで、さまざまな人が集まりました。
以下が本日発表された短歌です。
いま(いま)別れのとき(とき)とかみ合わぬまま僕らはうたう/シュンイチ
いにしえの歌人の札を並べおきコンマ2秒で畳をはらう/太田青磁
会いたがりなわれをなだめて讃美歌の26番くちずさみおり/村上すみれ
ビニールの傘がぱたぱた鳴っているちゃんと淋しくなれるメロディ/かなめゆき
音漏れは街のやつらに届かずに僕らは歌を独り占めする/なべとびすこ
これは恋歌どうかわからないから受け取った君に任せる/桜望子
※ルビ 恋歌(こいか)
交差点いつかの面影重ねたらたしなめるように灯る赤信号/腐ってもみかん
誰にでもうたえるようなそれでいて口ずさむたび風が吹く歌/中本速
歌会が終わった後は短歌カードゲーム、ミソヒトサジで遊びました。
このゲーム、短歌を知ってる人でやるときと、それ以外のときとで楽しむポイントが少し違ってる気がしています。
たとえば。「句ミーティング」という、協力プレイで短歌を作るゲームがあるのですが、短歌の人たちのほうが「尖った」カードで歌を作る気がします。
カードが無くても短歌を詠んでる人は。無難にまとめる歌なら自分で作れるからかなーと思います。カードにしかできない組み合わせとか、普段使わない言葉のほうが使いたがるのかもしれない。
あと「五七五七七じゃなくて七五五七七の破調にして良いですか?」と質問してくるのはだいたい短歌やってる人な気がします。
短歌やってる人の方こそ、五七五七七に囚われすぎない感じかなー。
他にもいろいろ違いはあるものの、どちらの層にも確実に楽しんでもらえてるのは嬉しい限りですね。
関西以外でもいろいろ歌会したいですねー。楽しかったです。